呪い代行やってたけど質問ある?

呪い代行やってたけど質問ある? 



廃業したので言える範囲で答えるよ 
もちろん虚実織り交ぜてな 



簡単に人を呪う方法教えて 



>> 
相手の部屋に忍び込み、壁一面中に自分の血で罵詈雑言を書けば相手はそのおぞましさ、「自分は呪われてる」という事実に恐れ、自滅していくよ 



呪われた側なんだが、なんかずたぼろの人形に名前かかれてクラスに置かれてた、特になんもないが、プロがするとちがうのか? 



>> 
それ 
ぶっちゃけ対象が怖がらないと効果は全く無いぜ 

そしてプロは証拠を絶対に相手に見せないようにする 
「見せる事で呪いを自覚させる」のは単なるおまじない、三流だよ 



>> 
なるほどねー呪って効果でるまでどれぐらいかかるの?一年とかかかるなら不幸のひとつもおきるでしょ?自分の呪いの力かわかんなくない 



>> 
ガチ呪詛だと効果はわかりやすいぜ 
大まかに言うと 

・体調を崩し、心身が疲弊する 

・幻覚、幻聴が出始める 

・それらにより注意力散漫になる、事故を起す 

これが基本的なガチ呪術の効果で、本人からしたら「幽霊にとり憑かれた」って感じになるからわかりやすい 
だいたい一週間ほどで効果が出る 



>> 
すぐに出るんだね、幽霊に取りつかれたって表現してるけど、霊的な物いるの?またはそれに近い存在が呪い正体? 



>> 
ガチだと結構速く出る。といっても相手の健康状態、気の強さによるけど。 
中々効果が出なかったら、もっと強い方法でやる。 

商売柄、幽霊はいるよって言ってたけど実際にはそんなもんいねぇ。 
全ては生きてる人間が自分で勝手に見る幻覚か、生き霊などの呪いだわ。 



呪詛返しされたらどうすんの? 



>> 
素人の呪詛返しなんて屁でもないし、世の霊能者様はみんな詐欺師のド無能なんで問題ない。 

尤も、霊能者じゃない「術者」が敵に回るとやばいけどな。 
その場合は、即手を引くのが鉄則。 

呪い返しというのは、よーするにこっちの呪いをそのまま返すわけだから、返されたらその標的を別に逸らせばいいだけだからな。 

そのために小動物を飼ってる奴は多い。何かあったら動物たちに呪詛が行くわけだ。 



>> 
術の効果の加減できるんだね、怪我から殺すまでできるって感じなのか、小動物をよりしろ?にして避けるんだね 

依頼してくるひとつてどんなひとがいる?あと代金はいくらとってる? 



>> 
ここは勘違いされると困るから言っとくけど、出来るのはあくまで「呪詛を送り込んで弱らせる」だけなんだ。 

呪だけで殺せる人間は見た事が無い。それに、殺っちまったら業を背負い込むことになるから、適当な頃合いで切り上げるぜ 

さらには「癒し専門」の呪術者の仲間もいて、そいつがターゲットを癒すといういたせりつくせりだ。 


依頼人はおおまかに分けると 

・自分の手を下したくない卑怯者 

・呪いしか残されてない追い詰められた奴 

・最初から疑ってかかってる冷やかし 
ってかんじだな 

料金は語呂合わせで4と13でやってたな 
軽いものというか何もやらないで4000円 



>> 
人殺し扱いしてすまんかた、意外とリーズナブルな値段だな、癒し系の術ならかかりたいな 



いや、「何もしないで」4000円だぜ・・・ 

軽い呪いを行います、これはあなたの力を使いますのであなた次第です、とか言って 

はんにゃーはーらーみーたーだのなうまくさんまんだーだの言ってパフォーマンスしてそれで4000円 



>> 
それで満足するなら安いもんよ、 



ちな 
世間の代行業者の殆どは「呪いを行いました」と言うだけで何もしない 



どうやって解くの? 



>> 
ただ術を中止すれば勝手に解ける。 



ちなみにその癒し専門の奴は「ヒーラー」として表向きソロ活動しつつ、裏で会社と繋がってた 

自分の顧客にわざと呪詛をかけて体調崩してその上で治して大金巻き上げてたな 
まあヒーラーや霊能者ってのは裏でみんな繋がってるからな・・・ 



生き霊って何なん?幽体離脱? 



>> 
幽体離脱のように自分の意識が出て行くんじゃなくて、分身って感じだな 

憎いとか痛いとか苦しいとか欲しいとか、そういう負の感情が爆発すると、自分のエネルギーが千切れて、執着の対象に向かって飛んでいく 

弱いのならそこらじゅうにあふれてるぜ 
んで、生き霊には意識とかは無い、あくまで自分のはちきれた感情エネルギーが飛んでいくだけだからな 

それを意図的に制御するのが呪術だ 



術者って修行してなるの?遺伝? 
宗教は何教に属してるの? 



修行だな、遺伝で素質がある奴もいるけど遺伝は遺伝でも遺伝子異常のキ○ガイが多い 

そういう遺伝子異常で脳が壊れてると、不思議と生来の呪力が強い傾向がある 
まあサヴァンみたいなもんだろーな。 

呪力で勢力拡大してる新興宗教なんかもれなくキチガイだぜ、大本のオニサブローとか完璧なキチガイだったって言われてるし 

宗教は属してないな、そもそも神様なんて信じてたらこんな稼業に手を染めなかっただろ 



ま、あえて言うなら神道系? 
神道の神様なら荒御霊だの禍津神だの色々と呪い系の神様とかあるから都合がいいしな 



陰陽師とか… 



今俺を呪ってくれって言ったらできる?なんらかなの情報がいる?デスノートみたいに顔と名前がいるとか? 



もうやめたからな・・・ 
だけど、顔は必要だな。名前はあった方がいいが、相手を特定できるなら問題ない。 

本当は直接相手に接触するのが一番い。 
よく使ったのが街頭アンケートを装って接触して、相手を確認する事。 



>> 
ほーじゃやろうと思ったら芸能人とか顔われてるひとはできるんだな 



>> 
多いよー、芸能界関係 
芸能人の顧客もいたしな、ぶっちゃけ 



>> 
ぼかしていいからどんな芸能人いた? 



>> 
とにかく上に上がりたい地下アイドルとか、中堅以下の連中だったな 
とにかく上が目障りで仕方ない連中 

大御所は意外とこの手の依頼はしてこないんだが 
大御所連中はむしろ防御を欲しがってるのが多いな 

なのでヒーラーや霊能者と棲み分けしてる感じだ 

無論、裏で繋がってるので下の連中が「大御所の○○を呪いで潰してほしい」と言ってくるとその情報を霊能者に高く売るわけだ 

そして霊能者がまた信用されるって寸法だった 



>> 
まぁ大物がリスク犯してやる必要ないよな、つまらんこと聞いてしまったな 



>> 
彼らには「権力と金」という武器があるからな・・・ 

それに、ああいう邪気渦巻く芸能界で上り詰めた連中って、霊的防御が強い連中ばかりなんだ 

よく芸能人にはオーラがある、って言うけどまさにそれ 

強力なオーラに阻まれることが多いし、下手に気付かれたら雇われた術者からの反撃喰らうから手を出さないに限る 



>> 
まぁ並みのメンタルじゃすぐつぶれそうだし、殺しても死ななそうな連中だしな 



端的に言って 

・相手に「自分は呪われている」と思わせて精神を害する非オカルト的呪い 

・実際に念を飛ばすといったようなオカルトな呪い 

この二つがあると理解しておk? 



>> 
そんなかんじ 
んでこの業界の大半は前者しか使えない連中ばかりだが 

しかしそいつらの手腕もまた馬鹿に出来ないし、手を組むととても便利だったりする 
信頼関係は皆無だけど 



もっと聞きたいな 



もっとも危機を感じた事件は何? 



>> 
やばい連中に目を付けられたというか見つかったというか、上司が下手こいてそいつらと呪術合戦みたいな事しでかした事があった 

新興宗教にアドバイザーというかコンサルタントというかそういう感じで雇われたんだけど 

その信者の家族が、そいつらに除霊を依頼して、客の取り合いみたいになって 
そこから色々あってうちの会社はつぶれた 




会社なのかよ 



>> 
まあそりゃね。呪い代行業者だし。 



呪術合戦kwsk 



>> 
とち長くなるので少しずつ書いてく。 

宗教の信者が治癒の術を求めてきたわけだが、しかしうちらは呪詛専門。 

仲間のヒーラーは「無関係」という体だし、新興宗教とは相性悪いので使えない。 

なのでそのヒーラーからのアドバイスを受けつつ、治癒の真似事を上司はやってたけど、真似事なんで効果はほとんどない。 

そもそも上司は攻撃専門なので相性悪かった。 

そうこうしてるうちに、その信者の家族が別の術者に依頼したわけだ。切羽詰まって手当たり次第だったんだろうな。 

その宗教も、その信者は洗脳出来てても家族まで完全掌握は出来ていなかった。 

俺たちだけなら、そこで手を引くのがセオリー。去る者は追わず、深追い厳禁。触らぬ神にたたりなし、藪を突くな蛇が出るぞ。 

しかしその宗教は欲をかいてたわけだ。宗教ってやだねー強欲で。 

でも上司たちは見通しが甘かった。霊能者も宗教も詐欺師か妄想狂ばかりで実力者なんていない、という経験からたかをくくってたんだ 
どうせその家族が捜した霊能者だかも、無能な詐欺師に違いないと。 

ところが、本物をそいつらは探し当ててた。 

その信者の重い病気をあっさりと治してしまい、新興宗教……ややこしいのでA教としておくが、A教の面目丸つぶれ。 



期待 



このままでは権威に傷がつくと思ったA教幹部は、会社に依頼をしてきた。 
ターゲットは元信者とその家族。 

我ら教団に逆らい、抜け出したから罰が降りたのだ、というふうにやってくれと。お約束というかなんつーか、馬鹿だなーと思ったけど、俺は。 

んで上司は馬鹿な事にそれを請けて、元信者に呪詛をかけたんだ。 

ところが、いくらたっても効果は現われないとの報告が来る。それどころか、案の上、呪いが帰ってきた。 

上司が自宅で買ってたセキセイインコが呪いでやられて死亡。 

仕方ない、相手に返しを使える術者がいるのなら、ここで手を引こう……という話になったんだが、上司がいやここは引けないと主張。 

ここで引いたらA教からの報酬も無くなる、と言い出す。 

気が緩んでたのか、おごり高ぶってたのか、賛成多数でここは断固として戦うとなった。なってしまった。 

その元信者の所に、A教の平信者を「私も目が覚めました、奴らはひどい」というふうに送り込んで、スパイさせる方向で話が決まった。 



支援 



こちらの鉄則は、相手に尻尾を握られない事。 

常に人を使い、自分たちは影に徹する。先程も行ったけど、知られなきゃ呪詛をかけることは出来ないからだ。 

だが、連中はA教に向かって呪詛をかけてきた。 

それも、A教本部(といっても信者が提供した一軒家だが)に向かって、だ。本部に居る連中丸ごと、呪詛で潰そうとしてきた。 

まさかそんな無茶をしでかしてくるとはこっちも思わなかった。大胆にもほどがある。 

大がかりな術を組む場合、必ず呪物を仕込む必要がある。ならそれを除去すればいい・・・のだが、A教の連中にそれを見つける事は難しいだろうし、 
自分たちが出て行くと、正体を掴まれる可能性がある。 

そうこうしているうちにA教の連中が次々とやられていった。 

そして、困った事にA教の教祖の娘が裏切りやがった。いや、裏切ったというよりは根を上げて敗北を認めた、といった感じか。 

元信者の所に一部の幹部を引き連れて謝罪に行ったんだ。教団分裂の危機、しかしそれはどうでもいい。もっと深刻な事態がこっちに待っていたわけだ。 

そう、こっちの情報が、敵に漏れた。 





どこまで漏れたのかは知らないが、まず上司がターゲットになった。 
動物に呪詛を逸らすいつもの手を使っても無駄だった。 

強力な呪力と言うのは、磁力や悪臭のように、「感染する」んだ・・・ 
飼ってる動物に逸らしても、それで死んだ動物はその死体が感染源になる。また、その死体があった場所も。 

そして当然、上司も。呪力にやられ、体調を崩し、幻聴と幻覚に苦しめられるようになった。 

そしてそれは会社の仲間にも感染する。必死に防ごうとしたけど無駄だった。 
当然、俺にもそれが来たわけで・・・ 

最初に感じたのは、「視線」だった。 
最近映画にもなった「のぞきめ」に近い感じとでもいいえばいいかな、いわゆる「邪視」って奴の一種。 

誰もいないのに、常に見られている感覚がある。 

糖質の奴がよくネットに監視だの思考盗聴だの集団ストーカーだの書いて失笑喰らってるが、あんなかんじだった。 

常に見られている。常に覗かれている。監視されている。 

頭では、これは呪詛による攻撃だ、実際には見られてなどいない、奴らは俺の顔も知らないんだ、ってわかってても…… 
恐怖が止められなかった。 




そんな状況だからろくに眠る事も出来ず、眠りに落ちても「見られている夢」で目を覚ます。 
そんな生活が続けば、肉体的にも疲弊していく。 

そして当然のごとく、病気になった。
入院してもそれは続く。特に場所が病院だ、余計な邪念にまで晒されて、首を絞められる幻覚まで起きるようになった。 

それが終わったのは、社長がA教の娘経由で、連中にワビを入れたからだった。 
A教から受け取った金は全額、元信者たちに変換。 

呪術代行の看板も下げる。 
こちらの社員の個人情報も全て渡す、また同じことをしたら容赦なく直接、呪詛攻撃を叩きこむぞ、と念を押されて、呪いから解放されたわけだ。 

それ以来、もう首輪を付けられた……いや、首元に刃を突きつけられた状態なので、当然のごとく廃業した。 

A教は分裂して、教祖様は今もどっかであくどい事やってるんだろうけど知らない。 
小さい宗教だったからな、どこで何やってるかわからない。 

三年ほど前の話だ。 




以上が、一番キツかった出来事、そして廃業する事になった顛末。 

ちなみに俺は、半身が麻痺する後遺症がしばらく残った。やっとほとんど回復したけどな。 

手を出しちゃいけない領域ってあるもんだと痛感した。 



んじゃ寝る。 
良ければ保守しといてくれたら嬉しい。 
落ちたらそれまでってことで。